ふでとあそぼう!
ずらりと並んだ作品の数々。
ふでと遊んで遊び尽くした子どもたちの集中力の現れです。
特別講師にお呼びした「貴香書道教室」の貴香先生。実際に、
くるくるくる かっくんかっくん こちょこちょこちょ~ と、筆づかいを見せてくれます。
子どもたちは興味津々。
お母さんたちに向けて、子どもの体幹や姿勢、鼻呼吸の話もしてもらいました。
中指をくっつけて正座して、ゆらゆら揺れてみよう。ぐるぐる回ってみよう。
ほら!体重が移動していくのがわかるでしょ?
筆は、小手先だけではなく体全体で書くのです!
ぜひやってみて!のおすすめは「グーで持つ」。これだと筆は必ず立つ。肘も下がらない。
さっきまでそわそわしていた初めての子も、筆を持ったとたん、すうっと集中!この達筆です。
子どもたちは、筆や墨の持つ魅力にすぐに反応していました。体は勝手に重心を取り、夢中になって書きました。
「犬」ということばが好きなんだって。書と絵の具のバランスがステキです。
不思議だったのは、黒い線の上を絵の具でなぞる子が多かったこと。
大人としては「白いところに書いたら?」と思うのだけど。
どういう心理が働くのでしょう?
ハネやかすれ、ぼたぼた垂れたの、にじんだの。筆のいろんな表情から、たくさん遊んだ夢中の跡が見えます。
くねくね、てんてん、しゅっしゅっしゅ。
黒い線の上を赤でなぞったところにこだわりがあるんだって。
子どもたちが夢中で書いた作品たち。先生の視点は、子どもたちの体の使い方にも及んでいて、私も勉強になりました。
「この点はしっかり体重がかかっているね。このかすれやハネがはずんでていいね」
お母さんたちも、ほほー!と目からウロコだったみたい。先生、貴重な時間をありがとうございました。
講評のとき。
初めて会う二人が一つの作品を前に盛り上がっています。聞き耳を立てると、ピンクかわいい!ハートすき!となんとも楽しそう。
作品がつなぐこころとこころ。なんともうれしい瞬間でした。
甲府からも足を運んでくれた参加者のみなさま、遠くからありがとうございました。
子どもだけでなくお母さんたちも楽しそうにしてくれていたのがとてもうれしかったです。
貴香先生、みなさま、すてきな瞬間をありがとうございました。
by yu-yuu-n39
| 2016-11-21 21:00
| 遊美っこ